加圧トレーニングジム Top Fit

2019.10.30

塩の歴史で解る重要な話。①

結構、ジムで健康面の話しをしますが、口にする物でこんなにも長引くとは思いませんでした。

皆さん、意外に身近な事柄だけにカルチャーショックを受けたのか、興味を持っている様で

その間に塩、８種類も頂きました。

長～くなりますので無視して下さい。

人間が塩を摂取しなければならない理由は、簡単に説明すると“ミネラルの補給”です。

残念なことにミネラルは人間の体内で作り出すことができません。

そのためミネラルは食べ物から補うしかありません。

しかし、もしもミネラルの摂取量が不足すると、様々な病気の元になってしまいます。

それは他の生物でも同じです。

例えば海水魚を水槽の中に入れて、その水槽に水と食塩によって、海と似たような環境を

作ったとしても食塩では魚はすぐに死んでしまいます。

なぜなら海水は水と塩だけで構成されているわけではなく、実はたくさんのミネラルを豊富に

含んでいるからです。

これは他の様々な動物にも言えることで、どんな生物でも生命を維持するために適した

食材からミネラルを補給しないといけないから。

人間も塩分に含まれるミネラルによって、体内のバランスを整えており、もしミネラルをしっかりと

補給できないと、体のバランスが崩れて、肉体に様々な不調をきたす事になります。

人間がミネラル不足になると・・・

めまい、だるさ、無気力、疲れ、ストレス、頭痛、肩こり、抜け毛、冷え性、低体温、アトピーなどの

アレルギー症状、便秘、不眠症、引きこもりや一方でキレやすくなったりもするそうです。

または、高血圧、糖尿病、最悪の場合は癌になってしまう事さえもあるとのこと。

単純に言ってミネラル不足は、人間の心身ともに病に侵されます。

そこで知っておかなければならないのが、商品のラベルに「食塩」、「精製塩」と書かれている物は、

実は「塩化ナトリウム」が99%以上含まれているために、ほとんどミネラルを含んでいないと言うこと。

お店の棚に、今では豊富な種類の塩が陳列されているものの、以前まではその「食塩」、「精製塩」が

主に売られていました。

その一方で、古来より日本人が作ってきた良質な「塩」は、この塩化ナトリウムと言う成分の他にも、

カリウム、カルシウム、マグネシウム等といった様々なミネラル成分が豊富に含まれていたのです。

つまりわずか数十年前まで、日本人は文字通り(手塩にかけて)、じっくり海水を凝縮させて、

海と同じミネラルバランスの“塩”を作り上げて、そしてミネラルを摂取していたわけです。

こうした日本古来により続く製法で作られた塩には、豊富なミネラルが含まれていることが、

大きな特徴だったのです。

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